心臓の病気
心臓が血液を送り出す力が弱まるなど、心臓に障害が起こった際に、むくみが症状として現れることがあります。

Mukumi
心臓から全身に送られる血液は動脈を通じて末端の毛細血管まで運ばれ、静脈を通じて再び心臓に戻っていきますが、足に運ばれてきた血液は重力に逆らって心臓に戻る必要があります。
そのため、ふくらはぎの筋肉がポンプのような役割を果たして血液を心臓に送っています。
また、足の静脈には逆流を防ぐ弁があり、血液を効率よく心臓に戻すために役立っています。こうした働きにトラブルが起こると、血液が足にたまってしまい、足がむくみます。なお、女性は筋肉量が男性に比べて少ないのでむくみが起きやすい傾向があります。

一過性のものはほとんどが生活習慣の影響によって起こっているむくみです。慢性的なむくみの場合には、早期の治療が必要な病気が原因になっている場合もありますので、注意が必要です。
一過性のむくみが起こる原因は横になっている時には足の血液が重力の影響を受けずに心臓まで戻ることができますが、起きている時には身体の中で足が1番下に位置していますので重力の影響で水分が溜まっていき、夕方や夜にむくみが起きやすくなっています。
他にも、一過性のむくみは、様々な生活習慣によって起こっています。
足のむくみを「一時的なもの」と軽く考えてはいないでしょうか。実際のところ、繰り返し現れるむくみの背景には、治療を要する疾患が潜んでいることがあります。
むくみを引き起こす代表的な疾患として、腎臓の機能が低下する腎不全、心臓のポンプ機能が弱まる心不全、肝臓の働きが著しく低下する肝硬変、そして代謝を司る甲状腺の機能が低下する甲状腺機能低下症などが挙げられます。
「いつものことだから」と見過ごさず、気になる症状が続く場合は早めの受診をご検討ください。
このセルフチェックに当てはまることがあったら、当クリニックに一度ご相談されることをおすすめします。
心臓が血液を送り出す力が弱まるなど、心臓に障害が起こった際に、むくみが症状として現れることがあります。
血液中の適切な水分量を保つための浸透圧を調整するたんぱく質のアルブミンは、肝臓や腎臓に障害があるとその量が低下します。それによって血管での水分調整がうまく行われなくなり、むくみが起こります。
浮腫はむくみとほぼ同じ意味で、リンパ浮腫はリンパ液によるむくみです。リンパ液も血液のように全身を巡っています。リンパ液はリンパ管を通って全身に運ばれますが、この流れが滞るとリンパ液が溜まってむくみが起きます。
がんの治療でリンパ節切除など、リンパ節にダメージを受ける治療が必要な場合がありますが、それによってリンパ液の流れが悪くなってむくみが起こります。発症は手術すぐの場合もありますが、10年近く経過してから現れる場合もあります。
他の原因でリンパ浮腫を起こす場合もありますが、原因が特定できない特発性リンパ浮腫も多くなっています。
悪化するとリンパ管炎を起こすことがありますので、早めに血管外科を受診して、専門医の診療を受けてください。
足の血液はふくらはぎの筋肉によるポンプ作用で心臓の方に押し戻されますが、途中で逆流を起こさないよう、足の静脈には逆流を防ぐ静脈弁が存在しています。
この静脈弁が壊れてしまい、血液が逆流して足に溜まってしまう病気です。むくみの他に、足の血管がボコボコと浮き出てくる、細かい血管が透けて見えるなどの症状が現れる場合があります。見た目の問題だけでなく、足の重さやだるさなどでお仕事に影響を及ぼすことも考えられますので、早めに血管外科を受診して、専門医の診療を受けてください。
長時間のバスや飛行機利用、病気で寝たきり状態などは同じ姿勢を取り続けるため、足の静脈に血栓ができるリスクが上昇します。
足の静脈に血栓ができると血液が心臓に戻りにくくなって足がむくみます。
長時間同じ姿勢を取らなければならない際には、予防として、たっぷりとした水分摂取と、足先を動かすなどふくらはぎの運動をこまめに行うことを心がけてください。また、弾性ストッキング着用も効果的です。