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足の病気

足がむくむ原因は、血管の病気【下肢静脈瘤】の発症サインかも

2018.07.17
当メディアの監修医院

医療法人見宜堂 梅田血管外科クリニック -大阪市北区 梅田駅 徒歩6分- 医師 古林 圭一

医師 古林 圭一

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梅田血管外科クリニック

【経歴】
日本脈管学会脈管専門医
日本循環器学会専門医
日本外科学会専門医
腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医
胸部大動脈瘤ステントグラフト実施医
血管内レーザー焼灼術実施医・指導医

仕事が終わって満員電車に揺られて帰ってきて、疲れ切ってソックスや靴下を脱いでみると……ゴムの後がくっきり。
「あぁ、今日も足がむくんでる…」そんな経験は誰にもあるかと思います。さまざまな原因で足にむくみは出ますが、むくみが長引くようなら、もしかしたら下肢静脈瘤の初期症状かもしれません。今回は、専門医の監修の元、下肢静脈瘤にかかわる足のむくみについて解説します。

足のむくみについて

病気がなくても、過労や睡眠不足、運動不足、長時間の立ち仕事、月経や妊娠時などには足がむくむことがあります。塩分の取り過ぎや薬の作用でむくむこともあります。 もちろん、病気が原因でむくみが出ることがあります。
腎臓、肝臓、心臓などの臓器、内分泌系、静脈、リンパなどの病気で浮腫みの症状がでることがあります。
むくみは毛細血管の水分移動のバランスが崩れることで起こります。体液の流れが滞ってしまい、足などが膨らんでむくみとして現れます。 毛細血管では細胞への栄養素の受け渡し、老廃物の受け取りなどが行われていますが、水分バランスが崩れることでこうした作用がうまくいかなくなって、ますますむくみがひどくなり、慢性のむくみ状態に陥ることもしばしばです。
体内の水分は重力の影響で下がりやすく、むくみの原因となります。また、足の静脈の血流も、重力に逆らって心臓へと血液を循環させなければなりません。そのため、さまざまな要因で身体のバランスが崩れたり、疲労が蓄積したりすると静脈還流障害が起こって、足にむくみが出ることがあります。

足のむくみは下肢静脈瘤のサイン?

朝よりも夕方に症状が出やすい、立ち仕事や立って乗り物に乗ったりすると足にむくみが出やすいことはよくあります。足がむくんで重く感じたり、だるかったりします。こんなケースはもしかしたら静脈還流障害かもしれません。 静脈還流障害とは、静脈の血流が滞ってしまい、さまざまな症状が引き起こされる状態です。たとえば、足がむくむ、だるい、足が重い、つっぱり感がある、痛むなどです。単に「疲れが溜まっているな」と思いがちですが、これらは足の血行不良が引き起こす症状です。これを放置していると、足の静脈のあちこちにコブができる下肢静脈瘤を引き起こしてしまうかもしれません。
下肢静脈瘤は血管の病気です。老廃物を含んだ静脈血が上手く流れずに滞留し(これをうっ滞といいます)、むくみなどの原因となります。放置すると皮膚表面に血管がボコボコと浮いて出てきたり、悪化するとうっ滞性皮膚炎を起こしたりして皮膚に色素沈着や湿疹、炎症、潰瘍が出たりすることがあります。
命にかかわる病気ではありませんが、痛みやだるさなどの症状が日常生活に支障をきたすこともあり、また浮き出た血管の見た目が気になって足を見せられないなど、QOL(生活の質)の低下を招くこともあります。

下記症状に当てはまる方は下肢静脈瘤かもしれません

体感している症状(下記A項目)と、生活習慣や環境(下記B項目)から下肢静脈瘤の疑いを絞り込むことができます。以下の項目をチェックしてみてください。

【Aこんな症状がありますか?】

□夕方になると足がだるい、むくむ

□帰宅すると靴下跡がくっきりついている

□翌日になってもむくみや疲れが残る

□夜中に足がつったり、突っ張り感や痛みを感じる

□夜中にこむら返りがよく起こる

□常に足が重く、疲れやすい

 

【Bあてはまる項目はありますか?】

□長時間立つことが多い

□立ち仕事をしている(看護師、美容師、教師、調理師、キャビンアテンダントなど)

□年齢(加齢)

□肥満気味である、体重が増加している

□運動不足(以前はしていた)

□血族にも同じ症状がある

□女性である

□妊娠・出産を経験している

□高血圧である

□糖尿病である

ABそれぞれで2つ以上チェックがついた場合には、足の静脈の検査を受けてみましょう。

今は症状がなくても、B項目に数多く該当する方は、下肢静脈瘤になりやすい傾向にありますので、適度な運動を心がける、体重管理をする、生活習慣病の予防をするなど、普段の生活のなかで予防に気を配りましょう。また、立ち仕事の休憩時間には足を高く保つ姿勢を取って血行をサポートしたり、歩いたり階段の昇り降りを行ってふくらはぎの筋肉を動かすようにしましょう。

 

長く続く足のむくみは一度検査を

足がむくむことは誰にもあることです。とくに立ちっぱなしだったり、同じ姿勢で動かなかったりすると血行不良になってむくみが生じます。 それでもむくみが長く続くようだと、血流の滞りを疑ったほうがいいかもしれません。足は重力に逆らって血液を循環させなければなりません。滞った血流で血管が圧迫されて静脈弁に機能不全が起こると、静脈が膨らんだりコブができたりして下肢静脈瘤の状態になり、血液のうっ滞がさらに進んで、むくみの症状が悪化していくリスクがあります。 血流や血管の状態の検査は健康保険でできます。超音波検査機などで手軽に検査できます。事前の準備も必要なく痛みを伴うものでもありませんので、検査をして足の状態を確認しておくといいでしょう。

足のむくみ治療

むくみの治療には弾性ストッキングが有効です。 医療用の弾性ストッキングと、市販のむくみ防止ストッキングがあります。医療用のものは一般に圧迫力が強く、医師の指導の元に着用することで効果を発揮することが期待できます。 弾性ストッキングは足首あたりの圧迫圧がもっとも強く、上部に行くにしたがって圧が下がるように特殊な編み方がされています。これによって血流が心臓方向へ流れやすくなり、下肢静脈の血流を促すことができます。 長時間の立ち仕事をする、妊娠中である、体質的に静脈瘤になりやすい傾向がある方は、専門の医師に相談して弾性ストッキングを着用することで、むくみや、下肢静脈瘤、リンパ浮腫などの予防につながることが期待されます。

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